1.購入前の確認

海外で温水洗浄便座を使う3つの方法

 

私の知り合いのメーカーの方によると、「日本の温水洗浄便座は海外でも使えるの?」という質問がよくあるそうです。

実際、私も海外旅行にいくと温水洗浄便座がないことに寂しさを感じますし、私のまわりでも「日本のトイレは温水洗浄便座があるのがよい」という人も複数人います。

 

では、海外で温水洗浄便座を使うにはどのような方法があるのでしょうか。

 

海外と日本では電圧が異なる

知っている方も多いと思いますが、大前提として日本は電圧が100Vなのに対して、それ以外の国はほとんどが100Vではありません。

 

例えば、主要な国だと以下のようになっています。

  • 中国・韓国:220V
  • 台湾:110V
  • 東南アジア:220-240V
  • 欧州:220-240V
  • アメリカ・カナダ:120V

 

このように見事にバラバラです。この他にもオーストラリアやインドや中東地区も220V-240Vが主流のようです。

パソコンや携帯の充電器は100Vから240Vまでカバーできる仕様になっていますが、温水洗浄便座のような消費電力の大きい家電製品は基本的に電圧ごとに商品を作り分けているのです。(他には炊飯器や洗濯機など全て電圧によって製品を作り分けています)

方法1:変圧器を使う

電圧が異なるのであれば、製品にあわせて電圧を調整してしまえばよいとなるでしょう。

実際に、以下のような変圧器を使えば理論上は動作することになるでしょう。しかし、当然ですがメーカーからは公式には動作保証されていません。

 

これは瞬間式の温水洗浄便座の場合に、必要となる変圧器です。かなりごついです。値段も約30,000円と結構高いですね。

消費電力の少ない貯湯式なら以下のようなものでも大丈夫そうです。

こちらだと少し小さめになりますが、それでも値段は約16,000円です。

もし変圧器をトライするとしても、これらは全て自己責任で対応お願いします。

方法2:その国で販売されているものを設置する

先ほどのメーカーの方によると、温水洗浄便座は水道と電気の法律を守って作る必要があるようで、そういう観点からも日本で販売されたものを海外で使うというのはメーカーとして一切保証できないのだそうです。(個人が勝手にやる分ことを止めることはできないとは言っていましたが)

というわけで、TOTOやLIXILは国ごとに温水洗浄便座のモデルを用意しているのです。

実際にTOTOの中国・アメリカのホームページを見てましたが、多数の温水洗浄便座が掲載されていました。

TOTO中国の温水洗浄便座のページ

TOTOアメリカの温水洗浄便座のページ

方法3:携帯用ウォシュレットも一案

海外旅行で温水洗浄便座が無くて困る場合の解決策として、TOTOが次のような商品を用意しています。名付けて「携帯ウォシュレット」。値段は約6,500円です。

これを携帯するという手はあります。しかし、旅行向けなので、海外に居住する方には少し物足りないかも知れないですね。(厳密に言うとこれは便座ではありませんが。。。)

まとめ

海外でウォシュレットを使う際には、現地のものを書い直すことをおすすめします。主要国であれば、TOTOやLIXILの商品が購入できるようです。

 

実際にレストルーム工業会の公式見解も以下のようになっています。

一般に日本国内で販売されている温水洗浄便座や温水洗浄便座一体型便器は、国内向け専用商品となっており、国内と海外では電圧や電源プラグの形状が異なったりするなどの理由で、海外での使用は保証対象外となっています。
現地の規格に合致し、現地で販売されている商品であれば、設置できます。詳しくは、メーカーまたは、現地の販売店にご確認ください。

 

日本で販売されているものを海外で使っても保証できませんよ、ということです。

もしTOTOやLIXILの商品が手に入らない僻地に行かれるなら、携帯ウォシュレットにするか、日本で買ったものを変圧器接続で使うしかないかもしれません。ただ、くどいようですが変圧器の使用はあくまで自己責任でお願いします。